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平成12年4月13日
大阪ガス株式会社
三菱重工業株式会社



世界最高の発電効率40%を達成した
「リーンバーンミラーサイクルガスエンジン」
を販売します。

 大阪ガス株式会社(社長:野村明雄)と三菱重工業株式会社(社長:西岡 喬)は、共同で、中型クラスのコージェネレーション(熱電併給)用ガスエンジンとしては、世界最高の発電効率40%を発揮するミラーサイクルガスエンジンの開発に成功し、平成12年4月17日から280kWガスエンジンパッケージとして販売を開始します。また、両社は、さらにガスエンジンでは世界最高となる発電効率42%以上を目指したミラーサイクルガスエンジンの共同開発にも着手し、平成14年度末を目標に商品化していく計画です。


リーンバーンミラーサイクルガスエンジンを
採用したコージェネレーションシステム外観

 今回の発売機種は、世界で初めてリーンバーンガスエンジン(三菱重工業製)に「ミラーサイクル」を採用し、高効率化を図ったもので、従来のものに比べ、発電効率が5ポイント向上し、コージェネレーション用中型ガスエンジンとしては、世界最高の発電効率40%を達成することに成功しました。これにともない、従来機種より、同じ熱回収量比較で経済性において、約15%向上していると同時に、CO排出量も約13%低減し、経済性や環境性の両面からも優れたエンジンといえます。すでに両社で、4,000時間以上の耐久試験や性能試験、過負荷試験などの最終評価を行い、耐久性や信頼性を確認しました。また、エンジンパッケージとしては、エンジン、排ガス回収部及び制御盤等をエンクロージャーの中に入れ一体化、脱硝装置とボイラーをユニット化することにより、事務所ビルなどへの設置性を向上させるとともに、メンテナンス性を考慮したものに実現できました。今回の発売により、これまで従来型のコージェネレーションシステムではメリットが出にくかった熱需要の少ない事務所ビルや、電力需要が多い産業用分野においても、経済性の高いコージェネレーションシステムを導入することが可能となり、今後の普及促進が期待できます。

 大阪ガスでは、4月17日から発電出力280kWコージェネレーションパッケージの販売を開始します。初年度の販売台数は、10台程度を見込んでいます。さらに、平成12年度下期より、順次、440~1100kWまでのシリーズを発売する予定です。

 一方、両社は、共同でガスエンジンの更なる高効率化を目指して、海外の大型ガスエンジンの効率を超え、ガスエンジンでは世界最高となる発電効率42%以上のエンジン開発プロジェクトも並行して進めております。開発機は、今回発売のミラーサイクルガスエンジンをベースとし、燃焼効率の向上や吸排気系の改良等を図っていく予定です。すでに単気筒機では、熱効率44%(発電効率換算では42%)の見通しを得ており、平成12年度から多気筒機での商品化に向けた開発を開始します。ターボチャージャーの更なる高性能化やノッキング制御技術の開発などが重要なポイントになると考えられ、平成14年度末を目標に、ミラーサイクルガスエンジンの次世代「高効率エンジン」として、商品化していく計画であります。
 商品化においては、発電効率を2ポイントあげることで、今回発売機種に比べ、経済性の向上が図れるとともに、CO排出量をさらに5%削減することができます。


以上
<参考>
■280kWミラーサイクルエンジンパッケージ仕様
性能項目性能
ガスエンジン仕様
 定格出力 (kW)
 燃焼方式
 総排気量 (L)
 燃料消費量(Nm3/hr)
 軸端効率 (%)
 発電効率 (%)
 NOx (ppm O2=0%換算)

280
希薄燃焼、ミラーサイクル
24.5
60.6
42.3
40
(脱硝後) 150
排熱回収仕様
 温水回収率(%)
 総合効率 (%)
全量温水回収
35
75
パッケージ仕様
 脱硝方式
 全体外形寸法(L*W*H)m
 エンクロージャー寸法
 エンクロージャー騒音値(db(A))

簡易尿素脱硝
7.0 * 2.8 * 3.7
5.0 * 2.8 * 3.7
75

参考資料
<ミラーサイクルガスエンジンの特長>
ベースエンジンとして従来機種の中で比較的高効率な副室式リーンバーン(希薄燃焼)方式を採用したガスエンジンを選定
世界で初めてリーンバーンとミラーサイクルを組み合わせて更なる高効率化を達成
吸気バルブの開閉タイミングおよび燃焼性の最適化などミラーサイクルの適用と新規開発した高性能ターボチャージャーによりベース機より5ポイントの発電効率アップを実現
その結果、世界最高レベルの40%の発電効率を達成。エンジン単体の熱効率では42%以上を達成
*リーンバーン(希薄燃焼)方式:取り込まれた燃料を完全燃焼させるのに必要な空気量(理論空気量)よりも多くの空気を取り込んで燃焼させる方式。NOxの排出量が低減、効率向上、出力アップ等が図れます。

<パッケージの特徴>
ガスエンジン及び発電機、制御盤をエンクロージャー内に入れコンパクト化し、また、脱硝設備とボイラーの一体化により、事務所ビルなどへの設置性、輸送を容易にした。
熱交換器を溶接式のブレージングタイプにするなど、小型化を図りました。


○商品に関するお問い合わせ先
 ・大阪ガス株式会社 営業技術部  06(6465)2023
 ・三菱重工業株式会社 エンジンシステム営業部  03(3212)9508