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2000年1月18日発行

世界最大のエレベータ能力
オランダ向け多目的貨物船 引渡

 三菱重工業株式会社下関造船所は、1月17日(月)、オランダの海運会社SPLIETHOFF'S BEVRACHTINGSKANTOOR B.V.(スプリエットホフス ベフラヒティンスカントゥール)向け多目的貨物船「SCHIPPERSGRACHT」を引き渡した。


SCHIPPERSGRACHT


  本船は、同社より受注した貨物船3隻の第1船で、全長約168m、幅25.2m、載貨重量約18,900トン、速力約19.5ノット。 北欧を中心にワールドワイドに運航する。
 主な積荷は新聞紙や高級アート紙などの各種ペーパーロールで、北欧の悪天候下でも効率的な荷役ができるよう舷側に載貨重量16トンの荷役用エレベータが5基装備されており、その能力、台数共に世界最大。
 エレベータは、上甲板上約10mのタワー内に格納され、船倉の最下層まで昇降するので、潮の干満差が激しい岸壁でもスムースな荷役作業を行うことができる。
左舷に2基、右舷に1基装備された120トンクレーンにより、最大240トンの重量物を搬送することができる。また、船倉内は、積荷の大きさや形状によって3段階の高さに調節することができ、効率的な搭載が可能となっている。


  船名の"SCHIPPERSGRACHT"(スキッパースフラヒト)は、スキッパースが「船長」、フラヒトが「運河」の意。


  下関造船所は、海底ケーブル敷設船や海洋研究船などの特殊船を得意としており、大型カーフェリーにおいては国内シェア№1の実績を持つ。国内景気の低迷から、昨年からは輸出船を中心に取り組んでおり、同社向け貨物船の残り2隻は3月までに引き渡しの予定。 通貨統合で荷動きが活発化している欧州は船の新造も増加傾向にあり、本船の引き渡しを機に、欧州での受注活動にはずみがつくことが期待されている。


主  要  目
全長約168m
25.2m
総トン数約16,600トン        
載貨重量 約18,900トン
乗組員数25名
主機関WARTSILA 6L64  1基
最大出力  12,060ps×333rpm
常用出力  10,300ps×333rpm
主発電機450KW×445W  3基
サイドスラスタバウスラスター 1基  
特殊装置サイドシフター
リムーバブルツインデッキ

担当窓口下関造船所総務課
製作事業所下関造船所


以  上