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1月3日(火)トップリーグ自動昇格をかけたトップチャレンジ1が秩父宮ラグビー場で開幕した。

相手は九州リーグを1位で通過してきた九州電力キューデンヴォルテクス。

もちろんダイナボアーズはこの戦いに勝利し、勢いをつけたかった。

しかし、ダイナボアーズは自分たちの力を最後まで出し切ることなく、試合終了間際に逆転トライを許し負けられない戦いでの敗戦を喫した。

 

この戦いの勝敗を決めたものは勝ちに対する「貪欲さ」だったと感じる。

九州電力の突き刺さるタックルと規律あるディフェンスシステムにダイナボアーズは何度も何度もチャンスを潰された。

ディフェンスでは果敢に体を当ててくる相手の攻撃に対し、受け身のタックルとなり相手にテンポを与えてしまう。

前半は11分に敵陣22m付近から連続攻撃をしかけ最後はFLリシュケシュ・ペンゼ選手が先制トライを奪うも、そこから相手陣で攻撃しても自分たちのミスで流れを失った。

また、相手の巧みなキックでゲームをコントロールされ、前半は1トライにとどまった。

やりたいことができない。

ミスでボールがつながらない。

選手たちからは苛立ちが見てとれる前半であった。

 

なんとかハーフタイムで修正し、後半開始からダイナボアーズらしいテンポあるパワフルなラグビーで相手を圧倒していきたいところであったが、戦況は前半と変わらなかった。

逆に勢いに乗ったのは九州電力だった。

後半9分に自陣22m付近ラインアウトからテンポよくBKへ展開され相手のサインプレーが見事に決まり、ディフェンスラインが崩され同点トライを許すと、更に後半20分にはペナルティーから自陣ゴール前でのラインアウトと大ピンチを招く。

完全に流れは九州電力にある。どんなに体格差はあろうとも、一丸となったモールはダイナボアーズのインゴール目掛けて一気に押し込まれた。

7-12この時点で残り20分。

まだまだ慌てることのない時間帯ではあったが、ここぞという時に噛み合わない。最高のトライチャンスがあっても取りきれない。戦況は悪くなる一方である。

リザーブメンバーを投入し、逆転への糸口を切り開くべくテンポアップ。

後半36分に敵陣ゴール前でのスクラムと大チャンスを掴むと、FWが一丸となったスクラムでBKへと展開。そこに待ち構えるパワーランナーWTBロコツイ・シュウペリ選手が力強く相手に当たり、ゲインラインを突破。すぐさま大外で待つWTB椚選手へとボールが渡り、相手に絡まれながらも強引に突破し、インゴールへボールをたたきつけた。

決まれば逆転のゴールキックは惜しくもポールに嫌われ12-12。

ここからが勝負の決め手であった。キックオフからのボールをキープし逆転に持ち込みたいところであったが、九州電力の集中力はこちらを上回っていた。

最後の勝負をしかけるべくSH芝本が高く上げたハイパントを九州電力のBK陣が好セーブ。そのままテンポよく展開され一気に自陣ゴール前に釘づけに。

「なんとか耐えてもらいたい。」

手に汗握る展開に、スタンドからグラウンドで戦う選手たちに熱い声援が送られるも、最後の最後をこらえきれず。

九州電力の勝ちへの執念がダイナボアーズのディフェンスを粉砕した。(12-19)

 

 

この戦いに誰もが気づかされた。

戦うことに対する心構え。

そして「勝つ」ことへの執着心。

負けてからでは遅い。

だが、この戦いで終わりではない。

この先に待つ、日野自動車、NTTドコモに勝利し勝点5をとり勝利することで自動昇格への扉が開かれる。

九州電力に学び、ここからがダイナボアーズのスタートだ。

一丸になればとなし遂げることができる。

こんな時だからこそ、本物の絆が試される。

MAKE DRAMAを成し遂げるべく。

 

 

佐藤監督コメント

九州電力さんのここぞという「戦い」への集中力は本当に素晴らしいと感じました。

そんな九州電力さんに対して、自分たちの中ではしっかりと準備してきたつもりです。

しかしながら、今回の結果をうけてチームのどこかにゆるみがあったのかもしれません。

自分たちに矢印を向けて考えれば、前半だけでも9回のハンドリングエラーを出し、強みであるフェーズを重ねてトライをとるというスタイルを潰してしまった前半でした。

後半は、多少テンポを上げることができましたが、ここぞという時のラインスピードが上げられず、同点にされ、焦りとともに反則を犯し、悪い流れのまま逆転を許してしまいました。

この結果をしっかりと認めて、受け止めて次へのステップにしていきたいと思いますが、特別なことは必要ないとも思っています。

僕たちはしっかりと今回の試合を分析して、課題を明確にして、選手たちに伝え、次戦の日野自動車さんとの試合に向けてしっかりと準備していきたいと思います。

最後に、新年のお忙しいところ、たくさんの皆様に競技場まで足を運んでいただき、ご声援をいただきました。誠にありがとうございました。

残念な結果になりましたが、私たちの戦いはここからが勝負となります。

引き続き皆様の温かいご声援を何卒よろしくお願いいたします。

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