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前節のヤクルト戦で見たダイナボアーズは、もうそこには居なかった。

今回の「圧倒的な強さ」の陰には、選手たちが持つ「危機感」がある。

イーストリーグ戦は後半戦へと突入し、行く手を阻む対戦相手も強敵となってゆく。

その一角として立ちはだかる東京ガス。

シンプルな戦術ながら、選手一人一人のポテンシャルが高く、相手の弱みをしっかり分析してくるチーム。

そんな相手だからこそ、しっかりと勝ったことに価値がある。

「危機感」を「自信」へと進化させるために。

 

前半ダイナボアーズのキックオフで試合がスタート。

敵陣10mライン際の絶妙な位置にSOガード選手が蹴ると、FL堀越選手が走り込みターンオーバー。すぐさまダイナボアーズは攻撃の狼煙を上げると敵陣へとなだれ込み、連続攻撃をしかけSOガード選手が敵ゴール前へ技ありのキックパス。このボールは東京ガスが何とか確保し、キックで外へ出し陣地を挽回するが、クイックでボール入れたダイナボアーズはBKへと展開し、WTBデイヴィス選手がビックゲイン。最後はWTBロコツイ選手へとボールが渡り先制トライを奪う。更に6分には敵陣10m付近においてディフェンスから相手ボールを奪いターンオーバーしたところで焦ることなくフェイズを重ねゴール前まで前進すると、FWが力強い突破を見せLOトーマス優選手が連続トライを奪う事に成功。

この戦いにおいてダイナボアーズを勢いづけたのは、バリエーション豊かな攻撃に加え、インパクトのある激しいディフェンスだった。素早いパス回しでBKへ展開してくる東京ガスの攻撃に対して、選手一人一人がよく対応しゲインを許さない。それどころか、フィジカルで上回っているダイナボアーズは接点でのターンオーバーから一気に流れを掴むプレーが多く見られた。

スクラムやラインアウトといったセットプレーにおいてもFWが東京ガスを上回り、セットプレーからの攻撃においてもリズムが生まれたと同時に、相手の勢いを封じることにも成功している。

前半は17分と30分に警戒していた相手SOヘイデン・クリップス選手を起点とする攻撃にトライを奪われるが、試合の流れを渡すことなく、前半を40-14で折り返した。

 

「点差がついたとしても求めているのは、派手なプレーではなく堅実なプレー。こうゆう試合だからこそ、一つ一つのプレーに集中してもらいたい。」佐藤監督の抜け目ない杭は、後半チームに更なる緊張感を与え、抜け目のないプレーで東京ガスを0点で封じることとなる。

 

後半も開始早々にトライが生まれる。

東京ガスのキックオフボールをFL中村がキャッチ。そこからFWとBKが一体とり連続攻撃を重ね、敵陣へと一気に攻め込んでいく。外に空いたスペースへとボールが渡るとHO安江がビックゲイン。サポートについていたWTBロコツイへと繋ぎ、相手ディフェンスを振り払いながらトライを奪った。その後も自分たちのラグビーを崩さないダイナボアーズは東京ガスに流れを渡すことなく、14分、17分、26分にトライを積み重ね、確実に相手を突き放していく。

試合終了間際の37分、敵陣22m付近での東京ガスボールでのスクラムから相手はキックを蹴らずにひたすら連続攻撃をしかけてくる。がむしゃらに前に出ようとする東京ガスを逃がすことなく、湧いて出てくるかの如く粘り強いタックルで前進を阻止する。すると、この攻防に我慢しきれなかった東京ガスが後半途中から投入されたFL比果選手の力強いタックルでボールを前に落とし、すかさずダイナボアーズがターンオーバー。ボールを拾ったHO安江選手からFL堀越選手へと繋がり、相手を弾き飛ばしながらインゴールへと滑り込んだ。

相手が挑んできた我慢比べにも負けることなく掴んだトライでこの戦いの勝負あり。

ダイナボアーズが73-14でトップイーストリーグ第6節を圧倒的な強さで勝利し、この日37歳の誕生日を迎えた佐藤監督への最高のプレゼントとした。

 

 

 

佐藤監督コメント

前節のヤクルト戦から選手たちは危機感をもって練習に励んできました。

東京ガスさんと戦うにあたり、「コンタクトエリアで勝つ」ということをターゲットに準備してきました。フィジカルの部分ではダイナボアーズが勝てる自信はありましたが、選手たちが80分間しっかりと目標を見失うことなく戦った結果だと思います。

BKで取り切る力がある東京ガスさんの攻撃に対して、前半は対策をうっていましたが、トライを奪われてしまいました。

しかし選手たちが良く立て直し、後半を無失点で終えることができたことは収穫だったと思います。最高の誕生日プレゼントをいただけたことに感謝しています。

今シーズン三菱重工相模原グラウンドで行われる最後の試合だったこともあり、多くのファンの皆様にご来場いただき、ご声援をいただきました。誠にありがとうございます。

リーグ戦はここからが正念場です。チーム一同気を引き締めて戦い続けますので、引き続き温かいご声援をよろしくお願い致します。

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