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2019トップリーグカップ戦も第4節を迎え、各プールでセミファイナルへ進出できるチーム、そうでないチームで明暗が分かれ始めている。

ダイナボアーズは第3節修了の時点で勝ち点7、プールC4位。自力でのセミファイナル進出が厳しくなってきたところで迎え撃つのは、勝ち点5で同プール5位の釜石シーウェーブス。

 

2000年シーズンのダイナボアーズ初のトップリーグ昇格(当時の呼称は東日本社会人リーグ)時の入替戦の対戦相手だったりと非常に縁のある相手である。

それもあってか、両チームの対戦時に釜石はそのシーズンのベストに近いパフォーマンスを見せ、クロスゲームになる事が多い。

 

今年の釜石も4節まで勝ち星こそないが、決して侮れない相手であることはチーム全員が理解している、そのはずだった。

 

粒の細かい雨が降りしきる中、ダイナボアーズボールのキックオフで試合開始。

しばらくはキックでのエリアの取り合いかと思われた矢先、相手FBの一瞬の隙をついたカウンターアタックからの好走を許し、何とか止めるもペナルティーを与えてしまう。ここからしばらく自陣に釘付けの時間が続く。

 

ダイナボアーズはゴールラインを背負いながらも今季初先発のFL小林、NO8土屋が

DFで積極的に前に仕掛け相手のミスを誘う。しかしこちらのミスも減らず、なかなか自陣から脱出できない為さらに不用意な反則を与えてピンチを招くことに。

 

前半14分、自陣ゴール前釜石ボールスクラムをダイナボアーズFWが猛プッシュする。

その勢いに乗ってSH榎本が好ディフェンスをみせ更にプレッシャーをかけるも相手BKに展開され、そのまま先制トライを献上してしまう。

 

TMO(テレビジョンマッチオフィシャル)にて釜石に妨害行為が無かったか確認されるも、判定は覆らずトライが認められた。(0-7)

 

嫌な流れを断ち切りたいダイナボアーズはキックオフからディフェンスのラインスピードをさらに上げて相手に圧力を掛けボールを確保。その後の連続攻撃からこの日ゲームキャプテンを任されたFLトーマスが力走を見せ、トライまでもう少しのところまで迫る。

 

ここで流れを引き寄せたかと思われたが、マイボールのラインアウトからのパスアウトボールがインターセプトされ、自陣G前まで戻されてしまう。

 

その後の釜石ボールラインアウトからの連続攻撃を何とかしのぐも、最後には相手SHがパスダミーからインゴールに飛び込み、追加点を許すことに。(0-14)

 

そこからのゲームの流れも釜石に傾き続ける。前半37分、釜石スクラムからの連続攻撃を受け、わずかなDFラインの綻びを相手BKに破られトライ。(0-21)

ゴールも決まり点差は21点に。

 

前半終了間際にペナルティーを得たダイナボアーズはタッチキックを選択、ラインアウトから何とか得点して前半を折り返そうとするも、肝心なラインアウトをターンオーバーされ釜石がタッチに蹴り出し前半を終えた。



 

 

後半になるとダイナボアーズFWがセットピースで再三にわたりプレッシャーをかけ、この辺りからようやく敵陣でゲームを運べる時間が増えてくる。

 

後半17分、敵陣スクラムからダイナボアーズが連続攻撃を仕掛ける。

左右にテンポよくボールを回し、最後はタイミング良くブラインドサイドに走り込んだFLトーマスにボールが渡りトライ。ゴールも決まりスコアを7-21とする。

 

残り時間を見てもまだ充分に逆転可能だったが、直後のリスタートのキックオフの処理がもたつき、釜石にボールを確保されてしまう。

 

その後の後半24分、釜石ボールスクラムから連続攻撃を展開され、テンポの良いアタックにダイナボアーズはたまらず反則を犯してしまう。

レフリーが笛を吹いた直後の一瞬の隙をついて相手SHがクイックタップ、一気にゴール前まで攻め上がり、最後はサポートしていたFLがトライ。(7-28)

 

しかし最後まで諦めることなく果敢に攻め続けるダイナボアーズは、後半31分に連続攻撃からWTB関本が相手の襟元を掴むプレーをものともせず突破しインゴールに飛び込み追加点をあげる(14-28)。

 

だが反撃もここまで。14-28というスコアのまま無情にも試合終了を告げるホーンが鳴った。

 

前節の好ゲームから一転、対照的な試合内容となってしまったこのゲーム。

試合後の選手たちの落胆ぶりは火を見るよりも明らかだった。

 

試合後のコーチからは「今日の試合で、多くの人を失望させてしまった。次の1週間は我々の、グリーンのジャージィの誇りを取り戻すためにベストを尽くそう」そう告げられた。

 

トップチームとの3連戦となり、疲労はきっとピークに達している事だろう。

しかし下を向いて立ち止まり、過ぎたことを悔いている時間はない。

緑のジャージィの誇りを取り戻すべく、選手達は今日もピッチの上で骨と骨が軋む音を立てながら勝利へ向かって走り続けている。

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