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新生ダイナボアーズにとっての初陣であった。

鮮やかな緑のジャージには念願のトップリーグマークがつけられ、目指してきた舞台で挑戦者として大暴れする猪軍団は、この日を待ちわびていた。

春のオープン戦は結果だけ見れば3戦全敗となっており、課題が多く残りながらも一歩一歩前進を続けてきた。

トップリーグで戦うからといって昨年まで積み重ねてきたことを変えるのではなく、よりスピードとコンタクトレベルが高くなることから、一人一人の仕事に対して精度を上げていかなければならない。

かんたんなミスや規律の乱れが勝敗を分ける。

そんな「トップリーグ」の厳しい世界を見せつけられた初陣となった。

 

6月30日北九州市立本城陸上競技場は、前日までの雨予報を覆し、何とか曇り空を保っていた。

相手は昨年度までトップリーグに所属していたコカ・コーラレッドスパークス。

2シーズン前の入替戦において試合終了間際に同点に追いつかれトップリーグ昇格を阻止された相手。

結果的には、同じ相手に同じように最後にどんでん返しを見舞われたことになる。

 

前半は13分にパススカットでのターンオーバーからコカ・コーラに先制トライを奪われるも、ダイナボアーズはとにかくマイボールをキープしながら相手陣でのラグビーを続けた。

結果、18分にはCTBヴァエガが敵陣22m付近より相手ディフェンスを交わし、そのままインゴールへとボールを運び逆転に成功(7-5)

ここから更にテンポを上げていきたいところであったが、27分にCTBヴァエガがハイタックルによりシンビン(10分間の退場)となり、数的に不利な状況下に。

この間での失点を防ぎたいダイナボアーズであったが34分に自陣ゴール前でラインアウトモールを押し切られ、トライを奪われた。(7-10)

前半はこのまま終了するかに思われたが、果敢に相手陣に攻め入るダイナボアーズ。

敵陣10m付近で数回にわたり連続攻撃を仕掛けたところで、SOウィルソンが敵陣22m付近目掛けてハイパントを蹴り上げると、それに反応したWTB青木がボール確保へと挑み、相手ディフェンスがファンブルしたボールを拾い上げそのままインゴール真中へと駆け抜けた。(14-10)

前半を良いカタチで終わることができたのは、粘り強い攻撃と、セットプレーの安定、そしてブレイクダウンにおいて相手に勝るプレッシャーをかけ続けることに成功していた。



 

後半も積極的にボールを動かし、相手陣へ攻め入るダイナボアーズは10分に相手のペナルティーからPGを決め17-10と追加点を奪うと、24分には敵陣ゴール前でのスクラムからSOウィルソンが自身でゲインラインを突破し、相手に絡まれながらも力強くインゴールへとボールを押し込んだ。(24-10)

ここまでのダイナボアーズは、勢いを感じる素晴らしい戦いを見せていたが、徐々にコカ・コーラのスピードある攻撃に対し、一人一人のディフェンスが甘くなり、簡単にゲインラインを越えられる場面が多くなる。

後手となるディフェンスは規律を乱し、34分には後半途中出場していたPRアナエが危険なプレーによる反則でシンビンに。

ここからディフェンスラインは完全に崩れ、34分にラインアウトモールでのトライを許すと、コカ・コーラの勢いを止めることができず38分にもディフェンスミスにより追加点を許す。

勝機に沸くコカ・コーラ。

逆転が脳裏をよぎり、焦りを隠せないダイナボアーズ。

ラストプレーにおいて怒涛の攻撃を止められず、自陣10mを超えられたところで痛恨のペナルティー。そのままPGを決められ後半ラスト6分間の猛攻を阻止できず、大逆転劇をお見舞いされることとなった。(24-25)


 

トップリーグでの自力勝利は次戦に持ち越しとなった。

苦いスタート。

だが、このスタートがダイナボアーズの糧になる。

決して良い結果ではない。しかし、良い経験とするのは自分次第である。

 

この悔しさを絶対に忘れない。

挑戦者である以上、目の前の相手に全力で立ち向かう。

次戦7月6日クボタスピアーズ戦で存分に暴れてもらいたい。

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