ページの先頭です。 ページの本文へ サブメニューへ メインメニューへ フッタへ

HOME > Discover MHI > 三菱重工グラフ > ココにもMHI 一覧 > ココにもMHI CFRP(炭素繊維強化プラスチック)の加工技術

graph

三菱重工グラフ graph -Read the future-

No.174 2014. 1

ココにもMHI。CFRP(注)(炭素繊維強化プラスチック)の加工技術。(注)Carbon Fiber Reinforced Plastics. 「軽くて強い」をもっと身近に 次世代素材CFRPの普及に貢献する、三菱重工の加工技術

軽さと強さをあわせもつCFRP(炭素繊維強化プラスチック)は、金属に替わる次世代素材。
この素材を用いた航空機やロケット、自動車部品などの製造に、三菱重工の先端技術が活躍しています。

ステップ1 金型をつくる

CFRPでつくりたい部品などの形に合わせ、金属で凹凸の型をつくります。

イラスト:金型
ココに技あり1

大きく複雑な金型もなめらかな仕上がり。
手磨きなしで効率化!

CFRP製品はむき出しで使われることも多く、見た目のきれいさや手触りのよさが求められます。そのため成型用金型には手磨きでの仕上げが不可欠でした。そこで三菱重工の工作機械LH250は1000分の1ミリメートルレベルの精度を達成し、手磨きが不要なほど表面がなめらかな金型をつくれるようにしました。

写真:工作機械LH250

高い精度で金型をつくる工作機械LH250

写真:レーシングカーシートの金型

レーシングカーシートの金型

ステップ2 成型する

CFRPを凹型と凸型の間にはさみ、炉の中で圧力と熱を加えて成型します。

イラスト:成型

ステップ3 加工する

成型後の切れ端処理や部品の組付け時に必要な穴などをあけます。

イラスト:加工
ココに技あり2

難削材を高能率に切削。
成型後の切れ端もきれいに処理!

微細なダイヤモンド砥粒を切れ刃にした工具が、CFRP繊維層の剥離を抑えながら、高速で切削します。また、成型後の切れ端も効率よくきれいに切り取ります。

写真:ダイヤモンド電着工具

目詰まりが少なく長持ちするダイヤモンド電着工具

写真:CFRP製カーシート
手磨きなしの高品位な金型と優れた加工技術で、美しいCFRP製カーシートが完成!
CFRPってなに?炭素繊維と樹脂から成るCFRPは、鉄の約1/4の軽さで、強度は約10倍と言われています。多くの特性をもちますが、非常に硬く、繊維が毛羽立ちやすいため、切削などの加工が難しい素材です。

コラム

航空機からスポーツ用品まで生活を快適にするCFRP

CFRPは軽くて強いだけでなく、錆びない、熱に強い、電気を伝えやすい、など優れた特性を数多く備える次世代素材です。しかし現在は、ごく一部の分野(航空機、レーシングカー、高級スポーツ用品、医療機器など)でしか用いられていません。
その理由は材料が高価なうえに、成型や加工が難しく製造コストが高くなるため。そこで三菱重工では、手磨きなしで金型をつくる工作機械LH250と加工能率の高い電着工具を開発しました。
この2つは、待望されてきた“安く、速く、きれいな加工方法”の確立に貢献し、これからのCFRPの活用拡大に大きな役割を担っています。CFRPを用いた量産車や家電製品があたりまえになる日も遠い未来ではありません。

No.174 ココにもMHI
CFRP(炭素繊維強化
プラスチック)の加工技術