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放射線と生活

放射線の単位の話-2「シーベルト」(Sv)

美味しい料理も毎日食べ続ければ生活習慣病のもと。厚生労働省の発表では、将来は生活習慣病が原因となる死亡が全体の約3分の1にのぼると推計されています。
2008年4月からは40歳以上74歳以下の方を対象に「メタボリックシンドローム」(内臓脂肪症候群)に着目した健康診断が始まりました。これは内臓脂肪が溜まり過ぎた状態で、高血糖、高血圧、脂質異常のうちのいずれか2つ以上をあわせ持つ状態を放置していると動脈硬化から心臓病や脳卒中などに繋がるのを防ごうというものです。メタボリックシンドロームの診断基準は、腹囲(男性85cm以上、女性90cm以上)と血糖値、血圧、中性脂肪の4つの数値だそうですが、1つの単位でおおよその目安が判れば便利ではないでしょうか。

放射線の単位シーベルト(Sv)は、人体に放射線があたったときの影響を評価するために作られた単位です。名称は、放射線測定器の開発や放射線防護について永年研究を行ったスウェーデンの科学者ロルフ・シーベルト(1896-1966)の名前に因んで1979年に制定されました。
この単位は、放射線が人体に与える影響の大きさを放射線の種類や、受けた人体の部位などを考慮して係数を掛けて補正し、人体への影響を算出しています。
放射線にはアルファ(α)線やベータ(β)線、X線など様々な種類があり、それぞれ人体への影響は異なります。例えばα線や中性子線はX線やβ線に比べて人体には5から20倍大きい影響を与えます。このような生物に与える影響を補正したものがシーベルトで、数値が同じであれば人体への影響は同じです。

自然から受けている放射線の量

私たちは宇宙からの放射線や、地面からの放射線、食物に含まれている放射線といった微量の放射線を毎日自然に浴びています。この値は平均すると1年間で約0.0024シーベルトになります。この自然放射線のように微量のものを扱うときはシーベルトという単位では大きすぎるのでその千分の一のミリシーベルト(mSv)という単位を用いて2.4ミリシーベルトというように表しています。自然放射線の100倍以下の量であれば、放射線を浴びても臨床的には影響は現れませんが、1000倍以上の量を浴びると人体への影響が現れます。
大量に摂取すると人体に有害なのは放射線でも薬でも同じです。人体への影響を表すシーベルトは、科学者達の知恵を集めた単位ではないでしょうか。

シーベルトの説明


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